製本のこと

製本の種類

製本とは?

製本とは、印刷された紙を折り上げ、背を針金や糸、のりやテープなどで綴じ、表紙をつけ、読みやすい本の形状にすることです。

上製本(ハードカバー)

上製本はハードカバーとも呼ばれ、作りが丈夫なので長期保存に最適。厚紙で作られた硬い表紙が特長で、布や革を表紙の素材として使用することもあり、コストも納期もかかりますが、仕上がりに高級感を演出することができます。本体の仕立てによって、背の形が丸い「丸背」、角張った「角背」に分類され、外観を立派にしたい場合に有効です。書店などに並んでいる小説や絵本、単行本、記念誌、写真集などによく利用されています。

こんなものに使用されています

小説、絵本、記念誌、写真集など
上製本イメージ

並製本(ソフトカバー)

並製本は本文を表紙の紙で包んだシンプルな作りで、コストが抑えられて短納期で仕上げられるのが大きなメリット。ソフトカバーとも呼ばれています。簡易的ながらもしっかりとした読みやすい製本です。また、背の綴じ方には「中綴じ」「平綴じ」「無線綴じ」などがあります。

こんなものに使用されています

文庫本、雑誌、パンフレット、小冊子など
並製本イメージ

カレンダー製本

タンザック(ホットメルト)、ペーパーリング、Oリング(Wリング、ツインリング)、卓上カレンダーなどあらゆるタイプがあります。壁焼けや卓上など使用場所や、作成コストによって、条件に当てはまる製本方法で作成されています。

こんなものに使用されています

カレンダーなど
カレンダー製本イメージ

機械設備

一般製本機械設備

断裁機/115・103・77cm
紙折機/A全:7台、A2:2台、カタログ折:1台
中とじ機/A:10駒、B:6駒 各2ライン
無線機/(丁合27駒 無線24クランプ 三方断裁機)ライン
高速ハリスター/6駒:2台
アルバム貼合機/2台
糸綴り機/2台
手帳表紙クルミ機/1台
ビニール表紙/2台
1冊背固機/20クランプ:1台
アルバム・上製 表紙クルミ機/1台
バッケバッキング機/1台
断裁スタッカー/2台
紙揃機/2台
一般製本機械設備01 一般製本機械設備01

カレンダー機械設備

枚葉丁合機/B2 7段8段15枚丁合機
タンザク/B2:2台
カレンダー金具付機/1台
シーリング/1台
角穴明機/1台
型抜機/1台
筋押機/1台
手帳表紙クルミ機/1台
ビニール表紙/2台
切取ミシン機/1台
ドリル/3台
カレンダー機械設備01